2021年12月 · 2021/12/31
 あるテレビドラマのワンシーンで、和菓子職人さんが言った言葉がとても心に響いた。 「小豆(あずき)の声を聴く。」 鍋の中でコトコトと煮られている小豆の声って? 思い浮かんだのが和紙作りの「煮熟(しゃじゅく)」という工程。 和紙の原料である楮等の植物を、アルカリ溶液で柔らかくなるまで煮る。...

2021年11月 · 2021/11/13
ワークショップに参加してもらってからのご縁でお友達になったYさん。 高知の自然と土佐和紙に魅了され、東京からIターン。 学生の時から和紙を頬ずりするくらい好きだったそうです。かくゆう私も17年かかったけれど和紙に魅了された一人なので、Yさんとの会話はワクワクしっぱなし。...

2021年10月 · 2021/10/28
 仁淀ブルー体験博という市町村あげての大きなイベントに初めて参加し、10月24日に無事終了。 「仁淀川のほとりで、仁淀川の水を使って、仁淀ブルー和紙(藍染め和紙)を作ろう!」と4月に思い立ち、本番まであっという間でした。...

2021年9月 · 2021/09/09
 ある日、野外で和紙を作るワークショップを開催することに。 手漉き和紙と言えば「簀」と「桁」という道具名が出てきます。...

2021年8月 · 2021/08/18
 先代の義父が亡くなって17年が経ちました。 嫁の私が和紙職人の道を選んだことを、天国で驚いているかもしれません。義父が生前の頃は、私は全く和紙と関わることがなかったので、今となっては義父が残した和紙の在庫と、4冊の記録ノートだけで義父の職人としての軌跡を想像することぐらいしか出来ません。...


2021年6月 · 2021/06/08
 目の前に仁淀川が流れる広々としたキャンプ場でのワークショップにお声がけがあり、すぐに「川原の石と和紙を使って何かしよう!」とアイディアは浮かんだものの、開催前日まで試行錯誤することに・・・。 悩んだ一番の理由が、石の存在感! どんな小さな石でも、圧倒的に和紙より目立ってしまい、和紙がかすんでしまう。...

2021年5月 · 2021/05/26
昨年から続くコロナ感染は、まだまだ終息の兆しが見えない。思い返すと昨年の今頃は、かなり気持ちが落ち込んでいました。 和紙工房の宣伝活動として、いくつものイベントに参加する予定だったのがコロナの影響で全て中止。 そして数少ない取引先からの注文もなし。 自分達だけでなくコロナで世の中全体がどんよりとした暗い感じでした。...

2021年5月 · 2021/05/18
5月の2つのワークショップも終わり、今回も思い出すと、クスッと笑える出来事が。 和紙にスポイトでぽたぽたと染料をたらしてもらい、ジワ~とにじませて染めていくワークショップに、2歳の男の子が参加してくれたのですが、スポイトで一滴ずつたらすのがもどかしかったのか、いきなり染料の入った容器を持ち、和紙一面ザァッとふりまきました!...

2021年5月 · 2021/05/08
ワークショップを重ねていくと、色々な発見があります。 ここ最近で特に感じたのが、子供が何かを選ぶ時のスピードの早さ。 「好きな和紙を選んでください~。」という掛け声とともに、子供たちは何の迷いもなく、数秒で好きな和紙を決めます。あっけないくらい早い。 特に5、6歳くらいまでの子供たちにその傾向が感じられます。...

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